こんにちは、よしすけです。
先日、英検1級の1次試験を無事突破しました。
今回の記事は、英検1級の中でも特に難しいとされる単語問題にフォーカスしており、
以下のようなギモンを持った方にオススメです。
- 単語って一体どれだけ難しいの?
- そんなに難しいことやって意味あるの?
- どうやって対策すれば良いの?
必要な単語数は15,000語
英検1級の単語問題に登場する語彙レベルは15,000語ほどです。
これは英検準1級で求められるレベル(6,000~8,000語)の約2倍に相当します。
どの言語でも10,000語を身につければ日常生活には困らないと言われているので、
それをはるかに超えてくる英検1級がいかにハイレベルなのかがわかりますね。
これだけ聞くと、かなり大変そうですが、効率的な対策方法については記事の後半で紹介します。
そんなに単語を覚えて意味があるのか?
結論から言うと、意味あります。
よくある意見として、「英検1級の単語はマニアックすぎて、実際にはほとんど使われない」という人がいますが、
そんなことはありません。TIMEやThe Economistなどの有名雑誌には英検1級レベルの単語がしばしば登場します。
例えば、以下はTIMEに実際に出てくる文章です。
TIME(November 12, 2018, p24)
That mail-bomb spree was a shame, he argued, because it slowed Republicans’ midterm momentum.
この文章の太字の単語(spree、momentum)は、実は2つとも英検1級レベルの単語で、次項で紹介するパス単にも掲載されています。
以上のように、英検1級で問われているのは、有名雑誌でも出てくるような表現であり、決してマニアックな問題ではないですね
今回例に出したTIMEやThe Economistは格式高い雑誌として知られており、これらを読みこなすには英検1級レベルの単語力が役立ちます。
実際、僕はTIMEを定期購読しており、英検対策を始めた頃は辞書なしでほとんど読めなかったのですが、英検本番の頃には辞書なしでも意味がわかるようになっていました。
このことからも英検1級の単語の勉強は有用であることがわかります。
対策はパス単でOKです
僕が実践して効果のあった勉強法は、以下の1冊の単語帳をやり込むことでした。
この単語帳の強みは、その高い的中率です。
過去5年間の過去問を分析しているようで、パス単を一冊やれば、単語問題の攻略は一気に近づきます。
僕はこの単語帳をほぼ暗記した結果、本番の試験では単語問題の正答率92%でした(2問ミス)
世の中には、単語帳をあまり使いたがらない人もいます。
彼らの主張はこうです。「英単語は単語帳ではなく、生きた文章から学習した方が覚えやすい」
これは確かに事実なのですが、英検1級の学習においては、このやり方はオススメしません。
理由は簡単で、文章中に英検1級レベルの単語が出てくる頻度が少なすぎるからです。
一方、単語帳を使った学習だと、試験によく出る単語のみを効率的に覚えることができるので、
英検1級対策には単語帳を一冊準備することをオススメします。
補足:単語は大ざっぱに覚える程度でOK
英検の単語問題を解く上で、単語の正確な意味や使い分け方まで把握しておく必要はありません。
なぜなら、英検の単語問題は4択問題で、その4つの選択肢の単語はそれぞれ全く異なる意味の単語が出てくるからです。
例えば、以下のような選択肢です。
- incessant(絶え間ない)
- forensic(法廷の)
- egregious(悪名高い)
- hedonistic(快楽主義の)
ご覧のように、選択肢の単語の意味はバラバラで、だいたいの意味がわかれば答えが出せるようになっています。
似た意味の単語の細かいニュアンスの違いが問われることはないのが、英検の単語問題の唯一の救いといえそうです。
以上のとおり、単語の意味を正確に覚える必要はなく、1つの英単語について1つの日本語訳を覚えておく程度で十分です。
終わりに
ここまで記事を読んでみると、ちょっと出来そうな気がしてきませんか?
英検1級の単語は、難しいという情報が独り歩きしてしまっているところもあると思います。
ある程度、単語を覚えた後で過去問を改めて見てみると意外と解答できることに気付きます。
この記事がこれから英検1級に挑もうと考えている方にとって参考になれば幸いです。
今回は以上です、さようなら。