こんにちは、よしすけです。
ここ1年くらい、英語学習に力を入れていて、
先日、英検1級の1次試験のみ合格してきました。
英検の1次試験にはライティング(エッセイ)が出題され、最初は慣れない人も多いと思うので、
今回は、エッセイの書き方について解説します。
僕は、エッセイの対策には以下の参考書を使用していました。
オススメしている人も多い良書なので、参考までリンクを貼っておきます。
この記事を読めば、
「エッセイの書き方がわかる」
ようになります。
ぜひ最後までご覧ください。
英検のライティング問題とは
まず、英検で出題されるライティング問題について簡単に紹介します。
「もう知ってる!」という方は、ここは読み飛ばしても大丈夫です。
実際の出題例を見た方がわかりやすいと思うので、まずは過去問をご覧ください。
・Write an essay on the given TOPIC.
・Give Three reasons to support your answer.
・Structure: introduction, main body, and conclusion
・Suggested length: 200-240 words
・Write your essay in the space provided on side B of your answer sheet. Any writing outside the space will not be graded
TOPIC
Should developed nations encourage immigration from other countries?
(英検1級 2017年度第2回 過去問より)
こんな感じです。
ちなみに、トピックは試験ごとに変わりますが、エッセイの書き方は毎回同じです。
簡単にまとめると、
与えられたトピックについて、200~240語でエッセイを書く
導入、本論、結論の構成で書く
理由は3つ挙げる
ですね。
これを、だいたい25~30分でこなす必要があります。
書き方には型がある
エッセイの書き方には「型」があり、これに沿って書かれた文章は
自然と「エッセイっぽく」なります。
型については、過去の記事でも少し触れました。
型とは、以下のようなものです。
1. 導入(自分の立場の表明)
2-1. 本論1(主張の理由・根拠1)
2-2. 本論2(主張の理由・根拠2)
2-3. 本論3(主張の理由・根拠3)
3. 結論(立場、主張のまとめ)
この型を使って書けば、先ほど紹介した過去問の、以下の要求事項を満たすことになります。
・導入、本論、結論の構成で書く
・理由は3つ挙げる
そして、全体で200~240語になる必要があるので、
・本論1つあたり、約50~60語
・導入と結論を合わせて、約50~60語
にすれば、全体として、約200~240語になります。
導入の書き方
さて、ここからそれぞれのパートの中身の書き方について解説します。
まず、導入の内容は以下の通り。
・自分の立場を明示
・本論の理由を要約
立場の明示では、
「I agree・・・」といった感じで、
Yesなのか、Noなのか、もしくは賛成なのか、反対なのか
をはっきりと示します。
立場の明示の後に、自分がなぜその立場をとるのか、
本論で述べる3つの理由を、要約して示します。
つまり、導入部分は以下のような内容になります。
「私は~に賛成(反対)だ。なぜなら、[理由1]、[理由2]、[理由3]だからだ。」
立場の明示より先に理由を述べる、などバリエーションはつけられますが、最初のうちは、1つのパターンで練習していけば良いと思います。
本論の書き方
エッセイを書く上で、最も頭を悩ませる部分がこのパートです。
自分の意見を説明する部分なので、本論の出来が、エッセイの質に影響します。
本論は3つあるので、分かりやすくするために、冒頭に「First,」、Second,」、「Third,」などと書いておくと、議論の流れが分かりやすくなります。
各本論の中身は以下の通り。
・トピックセンテンス
・具体的な説明、事例
・まとめ
トピックセンテンスとは、そのパラグラフ全体を要約する文です。
例えば、
「移民を受け入れることで、先進国で不足した労働力を補うことができる」
といった感じ。
具体的な説明、事例では、トピックセンテンスを支える具体的な説明をします。
「先進国では少子高齢化が進んでおり、特に日本では、社会保障システムを維持するための、若者の労働力が不足している」
といった感じ。
具体例、数字を使って説明すると、より説得力が増します。
まとめでは、パラグラフをまとめる文を書きます。
「移民を受け入れることにより、先進国は、労働力不足を解消し、社会保障システムを維持できる」
だいたいこんな感じです。
注意点としては、
トピックセンテンスが「パラグラフのまとめ」になっているかを必ず確認すること
です。
日本語では、あまり意識しないかもですが、英語ではここが大事です。
結論の書き方
結論は、これまで述べた本論をまとめればOKです。
「以上に述べた、[理由1]、[理由2]、[理由3]から、私は~に賛成(反対)だ。」
みたいな感じですね。
ここまで書いて文字数が足りなければ、少し書き足して調整しましょう。
「・・・の理由から、私は移民の受け入れに賛成だ。今後、政府は移民受け入れに向けた法整備を進めて行く必要がある。」
みたいな感じです。
何も思い浮かばなければ、上の例のように、未来の展望を書いておくと良いでしょう。
おわりに
今回は以上です。
エッセイは、型をマスターした上で、手を動かして書く練習をすれば、誰でも書けるようになります。
実際、英検1級の試験でも、エッセイを得点源としている方が多いようです。
もっと詳しい書き方については、冒頭でも紹介した以下の本に書かれています。
(MP3音声無料DLつき)最短合格! 英検1級 英作文問題完全制覇
興味ある方はどうぞ。
それでは、今回はこの辺にします。さようなら。