こんにちは、よしすけです。
日々、英語学習をしていて、先日英検1級1次試験に合格しました。
最近は英語学習を通して学んだことをブログで発信しています。
過去には、『英単語の語源図鑑』という本のレビュー記事を書きました。
本日、この本の続編である『続 英単語の語源図鑑』が発売されたので、本記事で紹介します。
本記事の内容
・英単語の語源学習とは
・語源について補足
・語源学習のメリット
・『続 英単語の語源図鑑』の構成
・どれくらいの量を覚えられるのか
・ポイント:楽しく学習しましょう
本記事はこんな方にオススメ
「この本、本屋さんでよく見かけるけど、実際どうなの?」
「英単語を覚えるのが苦手」
この記事を読むことで、『英単語の語源図鑑』シリーズの特徴が分かり、語源を利用した効果的な英単語学習ができるようになります。
英単語の語源学習とは
英単語の語源学習とは、ひとことで言えば「英単語を細かいパーツに分けて、それぞれのパーツの意味を関連づけながら、その単語の意味を推理する」方法です。
『続 英単語の語源図鑑』4ページより
例えば、「tain(保つ)」という語源を持つ単語で考えてみると、
sustain→sus(下に)+tain(保つ)→下で支える→「維持する」obtain→ob(~に向かって)+tain(保つ)→引き寄せる→「得る」
contain→con(共に)+tain(保つ)→一緒に入れておく→「含む」
entertain→enter(間に)+tain(保つ)→間を持って歓待する→「楽しませる」
maintain→main(手で)+tain(保つ)→手に持つ→「維持する」
このような感じで、単語の意味を導き出すことができます。
語源の意味を理解しておくことは、単語の意味を推理する上で重要なのです。
語源について補足
「語源」とは、単語のパーツのことで、3種類あります。
・接頭辞
・語根
・接尾辞
例えば、attractionの場合だと、
接頭辞:at(~の方へ)
語根: tract(引く)
接尾辞:ion(名詞化)
といった感じです。
語源学習のメリット
英単語を勉強するときに、語源学習をするメリットは大きく3つあります。
・同じ語源の単語を芋づる式の増やせる
・イラストが豊富でイメージしやすい
・単語のニュアンスまで覚えられる
このあたりについては過去に記事で詳しく解説しているので、参考にしてください。
『続 英単語の語源図鑑』の構成
構成は『英単語の語源図鑑』と変わっていませんが、
前回の記事では詳しく触れていなかったので、紹介しておきます。
①各チャプターに接頭辞を1つ取り上げ、意味を解説
②その接尾辞を持つ6つの単語を紹介
③再び同じ接尾辞を持つ単語を挙げ、その後に使われている語根を解説
④その語根を持つ4つの単語を紹介
という流れです。
全部で12のチャプターから成り、合計110の語根が理解できるように作られています。
どれくらいの量を覚えられるのか
本書に載っている単語は1,000語程度ですが、
語源学習による意味の推測ができれば、より多くの単語の意味が分かるようになります。
前著の帯のキャッチコピーに「100の語源で10,000が身につく!」とありましたが、これは米国ミネソタ大学のJames I. Brown教授が提示した「14のマスターワード(14 Master Words)」に裏打ちされたものです。
『続 英単語の語源図鑑』6ページより
Brown教授によると、14の単語に含まれる20の接頭語と14の語根を理解することで、アメリカの英語辞典であるWebster’s Collegiate Dictionary中の14,000以上の英単語の意味を推測する手がかりが得られるという研究結果が得られたということです。
語源を理解した上で、意味を推理するのには少し慣れが必要かもですが、
語源学習をすることで、丸暗記だけでは到底覚えられないような単語量をカバーすることが可能だと言えます。
ポイント:楽しく学習しましょう
「英単語の勉強」と聞くと、単調で面白くないイメージを持たれがちですが、
本書を使えば、楽しんで勉強をすることができます。
例えば、本書には「語源メモ」があり、ここから語源に関する興味深い豆知識が得られます。
必死に覚えようとするのではなく、読み物感覚で楽しむのが、本書で勉強するポイントです。
まとめ
以上『続 英単語の語源図鑑』のレビュー記事でした。
最後に内容をまとめておきます。
英単語の語源学習とは
「英単語を細かいパーツに分けて、それぞれのパーツの意味を関連づけながら、その単語の意味を推理する」方法
語源について補足
語源:接頭辞、語根、接尾辞の3種類
語源学習のメリット
・同じ語源の単語を芋づる式の増やせる
・イラストが豊富でイメージしやすい
・単語のニュアンスまで覚えられる
『続 英単語の語源図鑑』の構成
全部で12のチャプターから成り、合計110の語根を解説。
どれくらいの量を覚えられるのか
載っているのは1,000語程度。推理によって分かる単語は増える
ポイント:楽しく学習しましょう
読み物感覚で楽しみましょう
最後までお読みいただきありがとうございました。