こんにちは、よしすけです。
ここ最近、英語学習を頑張っていて、
最近英検1級1次試験に一発合格しました。
本記事では、僕が実際に使っていた英検1級対策の参考書である
『英検1級 リスニング問題150』のレビューを書きたいと思います。
「リスニング対策の参考書選びに迷っている」
「この参考書の使い方教えて!」
そんな方にオススメの記事です。
英検1級のリスニング対策に欠かせない1冊
この参考書を使うことで、英検1級に出題されるリスニングの練習を十分に行うことができます。
英検対策では、実戦形式の問題をたくさん解いておくことが重要です。
なぜなら、英検本番で得点を取るためには、
・設問、選択肢の特徴を掴む
・問題のテンポに慣れる
必要があるからです。
特に「問題のテンポに慣れる」のは、リスニング問題特有のポイントです。
というのも、リスニング問題は、自分のペースでは進められませんので、
音声のスピードやテンポに、自分の解答スピードを合わせなければなりません。
もちろん、過去問でもこういった対策はできるのですが、
過去問だけだと、どうしても練習量が不足してしまいます。
そこで役に立つのが、この問題集です。
本参考書の特徴をざっくり解説
この参考書を特徴を3つ挙げると、
各分野を集中的に攻略
レベルは本番と同様
攻略情報が充実
です。
各分野を集中的に攻略
本書は以下のようにチャプター分けされており、
各分野を集中的に勉強できるようになっています。
チャプター構成
・Part1 ダイアローグ問題(26題)
2人または3人の会話とその内容に関する質問を聞き、
問題用紙に印刷されている選択肢から答えを選ぶ問題
・Part2 パッセージ問題(21題)
180~200語程度の英文とその内容に関する質問を聞き、
問題用紙に印刷されている選択肢から答えを選ぶ問題。
1つの英文に対して、質問は2つ。
・Part3 リアルライフ問題(20題)
問題用紙に印刷されているSituationとQuestionをあらかじめ読み、
英文を聞いて、選択肢から答えを選ぶ問題。
・Part4 インタビュー問題(4題)
1対1のインタビューを聞き、終了後に流れる2つの英語の質問に対する答えを
選択肢から答えを選ぶ問題。
・模擬試験(2回分)
オリジナルの模試問題が2回分付いています。
力試しをすることで、自分の成長度合いが分かります。
レベルは本番と同様
本書の練習問題のチャプターに収載されている英文は、
過去に実際に出題された問題がほとんどです。
2019年現在出回っている参考書だと、
1999~2005年に出題された過去問が収載されています。
これらの問題は市販の過去問などでも出回っておらず、入手が難しいです。
本書を用いることで、本番で実際に出題された問題で、練習を積むことが出来ます。
攻略情報が充実
Part1~4の冒頭には、それぞれのパートの攻略方法が解説されています。
問題を解く前に必ず確認してください。
この攻略情報を知った状態で問題を解くのと、知らない状態で解くのとでは、学習効果が全く変わってきます。
例えば、Part2の攻略法のページを見てみると、
「典型的なパターンは、ある話題に関する1つの観点が紹介され、次にそれに対する反論を紹介し、現在も議論が進行中である、と締めくくるもの。異なる意見や考えを紹介されるパターンは多いので、メモを取るなどして、対比を整理しながら聴くことが大切である。」
といったトピックの傾向から、
「Part2はニュースの形式に近いので、普段からテレビやラジオの英語に触れる機会を多く作る必要がある。」
といった、対策の仕方まで書かれています。
問題を解く前や、リスニングに行き詰まった時は、
この攻略情報のページを読むことをオススメします。
オススメの使い方を解説【20日間で完成】
ここからは、僕がオススメする本書の使い方について解説します。
20日間で1冊が終わるプランになっており、短期間でリスニング力を強化できます。
無理のない、のんびりとしたペース配分になっています。
リスニング学習のコツは「毎日続けること」です。
問題集に取り組むときも、できるだけ毎日続けるようにしてください。
間隔を空けてしまうと、リスニング力を元に戻すだけで時間がかかってしまうので、気を付けて下さい。
以下が僕が提案する、モデルプランです。
1~6日目:Part1 ダイアローグ問題を1日4題ずつ解く
このパートでは、質問のパターンを意識しながら取り組みます。
「何についての話か?」「これからどうするつもりか?」「どんな問題が起きているか」など、ある程度質問のパターンは決まっています。
選択肢あらかじめ読んでおき、質問内容を予測しましょう。
7~11日目:Part2 パッセージ問題を1日4題ずつ解く
Part1と同様、選択肢をあらかじめ読んでおき、ポイントを絞って、英文を聞けると効率的です。
ただ、1題に対して、質問が2つあるので、選択肢を全て読むのは時間的に厳しいです。
それでも、選択肢のキーワードだけでも、拾い読みし、英文の放送に備えましょう。
12~16日目:Part3 リアルライフ問題を1日4題ずつ解く
このパートでは、あらかじめ、Situation とQuestionを読む時間が10秒与えられるので、英文が放送されるまでに全て読んでおきましょう。
質問は全て「あなたはどうするべきか?」という形式なので、
条件分岐(~の場合は・・・)に特に注意しながら英文を聞き、
自分がとるべき行動を聞き逃さないようにしましょう。
17~18日目:Part4 インタビュー問題を1日2題ずつ解く
他のパート同様、選択肢にあらかじめ目を通しておきましょう。
英文は約600語と長いため、選択肢を把握した上で、ポイントを絞って聞く必要があります。
インタビュー内容は「日本で働く外国人に、仕事の内容を聞く」といったパターンが多いです。
19~20日目:模擬試験を1日1回分ずつ解く
各分野の対策が終われば、あとは力試しです。
この模擬試験を受ける上で注意点が1つあります。
それは、
「分からなくても、音声を途中で止めずに最後まで続けること」
です。
というのも、
リスニング問題は「読む→聴く→読む→聴く」といったテンポが大事だからです。
そして、一度テンポを崩すと、一気においていかれます。
「問題が終わってから、次の問題が始まるまでにどのくらいの時間があるのか」などを把握し、Part1からPart4まで集中力を切らさないよう、頑張りましょう。
おわりに
以上、『英検1級 リスニング問題150』のレビューと、オススメの使い方でした。
リーディングはこの本をやっておけば間違いなしです。
英検1級のリスニング対策には本書がオススメなのですが、
その他の分野(リーディング、ライティングなど)のオススメ参考書は
以下の記事で紹介しています。
また、英検に限らず、リスニングの勉強方法についてもっと知りたいという方は
下記の記事をどうぞ。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。