こんにちは、よしすけです。
ここ1年ほど、英語学習に取り組んでいて、先日、英検1級の試験を受けてきました。(1次試験だけ合格)
勉強し始めた時は、「英検1級のリーディング問題は、難しすぎてムリ」
という状態だったのですが、地道に勉強した結果、リーディングパートは、
むしろ得点源になっていました。
今回は、その経験は踏まえ、
「リーディングが苦手」
「リーディングの勉強の仕方がわからない」
という方向けに、リーディング、特に精読する際のコツを記事にまとめました。
ぜひご覧ください。
「精読」と「多読」
まず、前提として、リーディングの学習には、
「精読」と「多読」
の2つがあります。
それぞれざっくり以下のような感じ。
精読:じっくり読む。一文一文正確に意味をとる
多読:ざっくり読む。文章全体の内容を把握する
そして、英語のリーディングを学習の際には、
「精読」→「多読」
の順番で行うべきです。
なぜなら、
「じっくり読んでも分からないものは、ざっくり読んでも分からないから」
です。
例えば、英語の勉強を始めたばかりの人が、
東京大学の入試問題の英文を題材に、多読の練習しても、
それは効果なしです。
たぶんゆっくり読んでも、分かりませんので。
なので、リーディング学習でやるべき順番は、
「精読」→「多読」
です。
ここは間違えないでください。
それでは、今回の記事では、「精読」のやり方を見ていきましょう。
【精読】英文を分解し、理解
これまでにも書きましたが、「精読」とは、
英文をじっくり読んで、一文一文正確に意味を理解する作業です。
本屋さんの英語コーナーなんかに行くと、
「英文解釈」といったタイトルの本があり、
精読の練習にうってつけです。
また、大学入試でも、英文解釈は頻出なので、入試の過去問は
リーディングの練習に使えると思います。
精読で、一文一文正確に理解するためには、
以下のことを考えなくてはなりません。
- 文中に出てくる単語の意味
- 文中に出てくる熟語の意味
- 文で使われている文法構造
まず、上2つの単語・熟語については、
「知っているか知らないか」
それだけの世界ですので、これはもう覚えるしかないです。
単語については、芋づる式に暗記できる単語帳を、過去記事で紹介しているので、興味ある方はチェックして見てください。
さて、3つ目の文法ですが、
英文解釈で大事になってくるのは、この文法だと思います。
大学の入試問題の英文解釈の問題でも、
「一文が長くて、ぱっと見、文法構造がよく分からないところ」が問われます。
それではここから、対策方法について紹介します。
文法構造を掴む
まず、文法構造がわかるようになるためには、
まず、基本的な文法書を1冊マスターしておく必要があります。
知らない知識は使えないですからね。
文法書はいろいろありますが、自分が使いやすいものを選べば良いと思います。
最近では、『1億人の英文法』あたりが売筋でしょうか。
文法を一通り、身につけた後は、ひたすら英文解釈をやっていくだけです。
全ての文は、英語の文法に則って書かれているはずなので、
どの文法が当てはまるのかを考えます。
「SVC」とか「SVOC」といった基本的な文型をまず判断し、
そこからさらに、「比較級」や「仮定法」など、使われていそうな文法を吟味します。
最終的には、文中の全ての単語を役割(主語、接続語など)を明確にします。
ここまでできれば、英文の大きく意味を間違えることはないと思います。
スラッシュリーディングとは
上記の作業を効果的にできるテクニックの1つに、「スラッシュリーディング」
というのがあります。これは、その名の通り、
文中に「/(スラッシュ)」を書き込みながら読む方法です。
スラッシュを書き込むのは、「意味が切れる箇所」で、具体的には以下のような感じです。
I was talking with my friend on the phone last night.
→I was talking / with my friend / on the phone / last night.
どうでしょう?
スラッシュを入れた後の方が、少し見やすくないですか?
このように、スラッシュを入れただけで、文の構造が分かりやすくなるので、
精読を行う際には、「スラッシュリーディング」がオススメです。
以上、文法構造を掴むための対策を紹介しました。
単語や熟語は覚えるだけで良いのですが、
文法は覚えていても、それを使いこなすのには、ある程度の慣れが必要です。
繰り返し、粘り強く取り組むことをオススメします。
終わりに
今回はリーディング(精読)を行う際のコツを紹介しました。
今後、「精読」ではなく、「多読」の方法についても記事にする予定です。
「リーディングが苦手」という方の参考になれば幸いです。
最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。
それでは、さようなら。