こんにちは、よしすけです。
日々、英語の勉強をしていて、
先日、英検1級の1次試験だけ合格しました。
今度、2次試験のリベンジをする予定です。
英検の勉強を通して、1次試験のライティング問題と、
2次試験のスピーキング問題は似通っているところがあり、
効率よく対策できそうと思ったので、
今回の記事では、ライティングとスピーキングを徹底比較してみました。
英検対策の進め方がわからない人
ライティングとスピーキングが苦手な人
こんな方にオススメの記事です。
【比較】ライティングvsスピーキング
1次試験のライティング問題と、
2次試験のスピーキング問題は、内容がかなり似ています。
どのくらい似ているかは、過去問を見ると分かります。
ライティングについては、過去の記事でも紹介しています。
ライティング
Write an essay on the given TOPIC.
Give Three reasons to support your answer.
Structure: introduction, main body, and conclusion
Suggested length: 200-240 words
Write your essay in the space provided on side B of your answer sheet. Any writing outside the space will not be graded
TOPIC
Agree or disagree: Infectious disease will become a bigger problem in the coming decades.
(賛成か反対か:今後数十年で、感染性の病気はより大きな問題となるか)
(英検1級 2019年度第1回 過去問より)
スピーキングについても、過去の記事でも紹介しています。
面接の大まかな流れは以下のとおり。
1. 入室
面接カードを面接官に渡して着席
2. 名前の確認、簡単な会話
ここで簡単な日常会話があります。
3. トピックカードの受け取り
トピックカードを受け取り、スピーチの準備をします。
お題は全てで5つ、この中から1つを選び、スピーチの内容を考えます。
これを1分間で行う必要があります。
お題は以下の感じです。
1. Would the global economy benefit from having a single world currency?
(単一通貨にすることで世界経済は恩恵を受けるか?)
2. Is it possible for developed countries to sustain present standard of living?
(先進国が現在の生活水準を保つことは可能か?)
3. Agree or disagree: Technology is undermining the role of teachers in the classroom.
(賛成か反対か:テクノロジーは教室での教師の役割を弱めている)
4. Will infectious diseases become a greater threat to humanity in the future?
(将来、感染性の病気は人類にとって脅威となるか?)
5. Are the police in Japan equipped to deal with the challenges of a modern society?
(日本の警察は現代社会の困難に対処するための備えがあるか?)
(英検1級 2017年度第1回 過去問より)
4. スピーチ
選択したトピックを宣言後、スピーチを行います。
スピーチの制限時間は2分間です。
5. ディスカッション
スピーチの内容について面接官から質問があります。
ディスカッション時間は4分間です。
6. 退室
トピックカードを面接官に返却し、退室します。
これで、試験終了です。
すでにお気づきの方もいるかと思いますが、
ライティング問題のお題と、スピーチの4つ目のお題がほぼ同じです。
このように、ライティング問題とスピーキング問題は共通のテーマがよく出題されるので、試験対策も共通する部分が多いです。
また、2分間で行うスピーチの作り方は、エッセイの書き方と同じです。
ですので、
「エッセイで作るような文章を、そのまま口で話す」
というのが、スピーチの正体です。
以上、ここまで、共通点について書いてきました。
まとめると、ライティングとスピーキングの似ている点は、
お題
解答方法
です。
スピーキングはライティングの上位互換
それでは、ここから、ライティングとスピーキングで違う点を見ていきます。
違う点を見ていけば、
スピーキングはライティングの上位互換
ということがわかります。
以下が、違う点です。
書くか話すか
解答時間
質疑応答の有無
書くか話すか
まず、当たり前ですが、ライティングでは解答を文字で書いて作成するのに対し、スピーキングでは、文字は書かず、面接官に口で伝えます。
つまり、スピーキングでは、エッセイを作る能力に加えて、
正確な発音、アクセントを身につけて、
流暢に話せるスキルが必要になります。
解答時間
解答時間は、
ライティング:25~30分
スピーキング:3分
です。
スピーキングの3分は、準備1分+スピーチ2分なので、スピーチの内容は1分間で考えなければなりません。
ライティングですと、自分のペースで解答を作成できますが、スピーキングは面接官の目の前で、スピーチの準備を1分間で行う必要があるので、
スピーキングの方が圧倒的に難易度が高いです。
つまり、スピーキングでは、
素早く論点を整理して、エッセイを組み立てる能力が必要になります。
質疑応答の有無
ライティングは一方通行の試験で、エッセイを作成した後は、ただ採点がされるだけですが、
スピーキングではスピーチの内容に関して質疑応答があります。
ですので、スピーチを行う段階で、ある程度、質疑応答の内容を考えておかなくてはなりません。
「これを聞かれたらこう答える」
といった感じです。
以上をまとめると、スピーキングの試験では、
ライティングでのエッセイ作成スキルを身につけた上で、
「質疑応答を意識しつつ、エッセイを素早く組み立て、そして流暢に話す」
必要があります。
スピーキングは、ライティングができた上で、さらにスキルが必要になるので、
スピーキングはライティングの上位互換
だと思います。
ライティングの実力がある程度ついてきたら、
今度はライティングとスピーキングの違いを意識しつつ、
スピーキング対策を進めていくと効率が良くオススメです。
おわりに
今回は、ライティングとスピーキングの共通点と違いについて書きました。
共通する部分はまとめて対策し、異なる部分は別途対策すると、効率が良くなると思います。
ライティングのエッセイの書き方は、本文中で紹介したもの以外にも、下の記事でも解説しているので、参考にしてください。
それでは、さようなら。